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 このサイトはコンピュータやITに関するお勉強サイトのブログです。
 コンピュータ、OS、サーバ、ネットワーク、セキュリティ、ITサービスマネージメント等について講義をしています。

”IT Category Project”
Produced by Office yano

2010年9月22日水曜日

Android App Inventor beta

やっとこさ来ましたよ~、Androidのアプリケーションを簡単に開発できるツール「App Inventor」。
朝起きたらGoogleさんからメールが来てました。

英語版で、解説も英語オンリーでしたけどそう難しい英語ではないので簡単にセットアップが出来そうです。
解説ページを見た感じ対応OSは、
1)Macintosh(with Intel Processor) :Mac OS X 10.5,10.6
2)Windows:Windows XP,Windows Vista,Windows 7
3)GNU/Linux:Ubuntu 8+,Debian 5+
との事でした。

手順
1)登録申請
まずは登録申請しましょう。GoogleのApp Inventorに基本情報を登録し暫く(数ヶ月待ちます・・・)すると「Getting Started with App Inventor」というメールがGoogleさんから届きます。

2)App Inventorのダウンロードサイト
メールがきたら、本文内のリンクからApp Inventorの公式サイトへ行きます。
(英語で開発環境の準備とダウンロード、インストールについて解説が載っています)

3)Javaのインストール
当然Java環境がないと動作しませんので、事前に最新版をインストールしておきましょう。
JAVA公式サイトでインストール状況の確認ができます。(プラグインが必要です)
Javaのダウンロードはこちらからどうぞ。

4)App Inventor Extras Softwareのインストール
ローカルPCで動作する開発環境が実はこのApp Inventor Extras Softwareなんだそうです。
つまり、これをインストールしない事には意味がないです。
そもそもApp InventorとはWebブラウザ上で動作するWebアプリケーションで、それと連携して開発していく事になります。
OS毎にダウンロードする事が出来ますので、ご自分の環境に合わせたツールをダウンロードしてください。
インストールは一般的なツールと同じ手順です。難しいことはありません。がんばれ(説明めんどい)

5)Android機の設定
Android機とリアルタイムで通信し動作を確認できます。PCのみでもエミュレータがあるので開発できますが、Android機をお持ちの方はぜひUSBケーブルで接続して開発してみてください。
・メニュー>>設定>>アプリケーション>>開発>>「USBデバッグ」にと「スリープモードにしない」にチェックを入れる
・メニュー>>設定>>サウンド&画面設定>>「画面の向き」にチェックを入れない
・USBケーブルでAndroid機とPCを接続すると、ドライバインストール(初回時のみ)が始まり、準備完了!
→ドライバがインストールできない人は、App Inventorのインストール先(デフォルトはC:\Program Files\Android\appinventor-extra\usb_driver内にinfファイルがありますので、それでドライバインストールをしてみてください。
→PCがデバイスと通信できるかどうかは、同じくappinventor-extra内のadb.exeの引数にdevicesを指定してみてください。デバイス一覧に接続されているAndroid機があれば問題ありません。
→abdデーモンの起動が失敗しているとうまく接続できません。上記でうまくいかない人は、タスクマネージャからabd.exeを終了させてから、もう一度abd.exe devicesを試してみてください。

6)れっつ開発
開発ページからMy Project画面にいきましょう(これは認証を受けたGoogleアカウントでログインしていないとつながりません)。
ここからアプリを開発する事ができますが、コレ以降はまだあまり触っていないので取り合えず、ここまで。


いろいろ触ってわかってきたら使い方に関しても少し載せてみたいと思います。

2010年9月5日日曜日

最新技術とストレージ

 人々が関わる変化においては、必ずしも「流行」という風によって技術という帆船の行き先を決めています。
一昔前までは、CPUの速度であったり、コア数であったり。近年であれば、クラウドであったり、仮想化であったり。

今回は、密かではあるがストレージの流行について少し紹介したいと思います。

ストレージとは、日本語でいう「倉庫」にあたるもので、主に古いアーカイブやデータなどを保管しておく場所=バックアップを指します。

一昔、ストレージの流行といったらNAS(Network Attached Storage)やら分散型バックアップだったと記憶しています。これらは利便性や完全性を意識した流行だったのかもしれません。
しかしシステムが複雑化、また大規模化するにあたり、その比例するデータ量は非常に大きいです。
データ量が多くなってきているのであれば、今後はストレージ容量の拡大が流行になってくるのかな?
なんて、思うかもしれませんがそんな事は随分昔から検討、改善されてきた技術です。


問題は、ストレージのデータ量ではなくバックアップやリカバリーに掛かる時間なんです。


これらを解決する方向性としては、「ハードウェア」と「ソフトウェア」が考えられます。
ハードウェアに関しては、単体での容量よりも時間を重視したSSDを媒体としたストレージ。
SSDはストレージ単体として使用される事もあれば、ストレージキャッシュという形で実装される事も考えられる。いわゆるハードディスクとSSDのハイブリッドです。

ソフトウェア面で考えると、「重複排除機能」を持ったストレージです。
データのバックアップでは、整理されていないデータであったり、過去と最新データが実は同一のものであったりと、何かしら重複されたデータが多かったりします。
シンプルな仕組みとして説明してみると、バックアップ対象のオブジェクト(ファイル等)のハッシュIDを作成し、それらをハッシュテーブルで管理をする。同じハッシュIDを持つオブジェクトに対しては一つのデータとする(重複排除)。
重複するデータを単一のものとする事で総合的なパフォーマンス向上に期待できるという事です。

番外としてもう一つ、バックアップ/リカバリーのパフォーマンスを向上する技術・・・というか運用を紹介してみます。
最近本当によく見るキーワードの一つ「仮想化技術」、このメリットは実はバックアップ/リカバリーの面でも非常に大きいです。
仮想化されたイメージのスナップショットを取得するだけでバックアップがあらかた終了します。
リカバリーも面倒な手順を踏むことも無いでしょう。
今年4月に開催されたDell主催、Intel、Microsoft協賛のSolutionセミナー(正式名称忘れました^^;)に参加した際、仮想化によるバックアップパフォーマンスの向上について営業の方が熱く語っていたのをよく覚えています。


こうして考えると、最新技術の流行は新しい流行、古い流行との融合によって、また違った方向へと突き進んでいくのかもしれませんね。
最終的に行き着く先はどこなのか・・・多分私が生きている間にその答えは出てこないと思いますが、これからを生きる人たちにもっとIT技術に興味を持ってもらってその答えを導き出してもらいたいものです。(出来れば私が生きているうちに・・・)

2010年9月3日金曜日

I型人間からT型人間へ

どうも、ヒゲです。

先日、ITシステムに関わる様々な立場の話で、システムを作る人、システムを提供する人、システムを利用する人がいるというお話をしました。

システムは、それを利用する側にとってブラックボックスでなければなりません。中身の構成要素やその仕組みについてそれらを意識する必要なくシステムが利用できれば理想的です。

なので利用する人にとっては専門的な知識は必要がありません。

しかし、このサイトやブログを見ている方々の大半はシステムを作る人、またはシステムを提供する人に興味があったり、何かしらの形で関わっている方々だと思います。

当然、システム側の方々はシステムをホワイトボックスとして捉え、それらの構成要素や仕組みを理解している必要があります。

特にシステムを提供する人、この方々はシステムを日々運用していく為の知識や管理能力、有事の際の専門的知識を保有している必要性があります。
近年のシステムは沢山のシステムが連携して構成されており、求められる知識の幅は非常に多い事でしょう。

システムを作る人はどうでしょう。いわゆるエンジニアといわれる方々です。
プログラマーは当然プログラミング知識を、インフラ系(ネットワークやサーバ)エンジニアは、ネットワークやハードウェアについて精通している必要があります。
当然、専門職であるためにその専門分野においては秀でた知識が必要かもしれません。

ですが、システムが複雑化してきた今、果たして本当にそれでいいのでしょうか?
システムが複雑化しているという事は、そのシステムの構成要素には多くの技術が関わっています。
それらのトラブルを解決する過程には実に多くの知識が必要になります。
システム停止による影響が大きい昨今に至っては、すばやい対応が必要になる為、一つ一つの対応を各専門家にお願いする事は現実的ではありません。

そうした理由から、幅広い知識を持つことの意味は現代において非常に重要な事ではないでしょうか。

専門分野にだけ秀でた人間を「I型人間」といいます。
これは、分野をX軸に、その専門性をY軸に見立てた時のグラフの形です。
つまり、一つの専門分野だけが秀でているので一つのY軸だけが飛び出ているんですね。

それに対して、一つの専門的分野を持ちながらも幅広い分野の基礎を持っている人を「T型人間」といいます。(TはY軸がマイナス方向(下)に伸びている!とかいうツッコミは無しの方向で)
その他にも二つの専門的分野と幅広い基礎知識を持つ「π型人間」というのもいます。

今求められるのはT型人間以上の人材です。しかし、経験上そうした人材が不足していると感じます。
今一度、自分のスキルを広い目で見直してみると良いかもしれませんね。

2010年9月2日木曜日

ITのお勉強サイトについて

 コンニチハ ヒゲです。
事情により本家と分家(ここ)の更新が滞っておりますが、さぼっているわけではないんです・・・イヤ本当に。
ちょいと本腰を入れるためにいろいろと試行錯誤していただけです。

私自身、こうした勉強サイトを立ち上げた経緯としましては、以下の理由があります。

1)少しでもITやコンピュータに興味を持ってもらい、原石が輝きを発するきっかけとなってもらいたい
2)人に教えることで自分の理解度をより深める事が出来る
3)自分のWEBの勉強
4)備忘録

と、まぁほとんど自分の為ではあるんですが。
1)に関しては、自身がIT系インストラクターを志した理由でもあります。
2)、3)に関しては、自分がITインストラクターで就労していた時に悟った事です。
4)に関してはもはや公開していい理由になるのかすら危ういですが・・・。

上記理由のうち、1)に関して自分なりの考え方を述べたいと思います。

これも簡単な事です、もっと便利な世の中にしてもらいたい!この一心です。

「最高の画家は絵を描いたことが無い」

この言葉は、原石が輝きを発する前に没する事を意味しています。
きっかけが無かっただけで、実際はすごい才能を持っている人が世の中には沢山いるはずです。
なので、このサイトはそうした人たちのひとつのきっかけとなってくれれば!という思いで立ち上げました。

本家で展開している講義は、思いっきり面白く、かつ自身のインストラクター時代の講義内容を模した内容になっています。

まずは、「面白く興味を持ってもらう!」というテーマを掲げてこれからもがんばっていきます。

今後、私がITインストラクターとして再度講義の場に立つかわかりませんが、どこかでお会いした際には宜しくお願いいたします。 byヒゲ

本家 : http://category10.web.fc2.com/index.htm